CPAI84 テント難燃性試験
CPAI84 テント難燃性試験
難燃性素材を使用したキャンプ用テント
ゾンスキー テント難燃性試験装置を製造できます。準拠: CPAI84。 見積もりを取得してください。
CPAI84 IFAI (Industrial Fabric Association International) が発行するテント難燃性要件の規格です。この規格は,すべての種類のテント (キャンプ用テントおよび屋内用テント) を含む製品を対象としています。その他のアウトドア製品でも,難燃性要件として CPAI84 を参照しているものがあります。CPAI84 規格によれば,テント素材は次のように分類されます。
1) 床材 底材;
2) 壁面と天板の材質 壁と上部の材質;
底材用 CPAI84 では水平燃焼測定を規定しています。テスト手順は次のとおりです。
1 ) 試験キャビネットをヒュームフード内に設置し,サンプル支持フレームを試験キャビネット内に設置します。
2 ) 試験サンプルの中央に6mmの穴を開けます。
3 ) サンプルをサンプル支持フレームの上に置き,水平かつ平らになるようにします。次に,サンプルの小さな穴からの距離が 3 mm 以下になるように,点火源のメチルアミン錠剤をサンプルの上に置きます。
4 ) メチルアミン錠剤を点火し,試験を観察します。
5 )すべての燃焼が停止したら,換気を行い,サンプルの損傷した長さをテストし,データを記録します。
テスト結果判定:
試験サンプルを本規格の第5部に規定する方法に従って試験した場合,元のサンプルであっても,水に浸漬または経年劣化したサンプルであっても,試験サンプルの損傷長さは72mmを超えてはなりません。
壁材・屋根材 CPAI84 では垂直燃焼の判定を規定しています。試験手順は次のとおりです。
1 )サンプルをサンプルクランプに取り付け,試験キャビネットに吊り下げます。サンプルの最下部と火源管の上端の間の距離は20mmです。
2 )火源の高さを38mm(±3mm)に調整します(試験ガスはメタンです)。
3 ) 機器を起動し,火源をサンプルの真下に移動します。12秒間燃焼した後,火源を取り除き,残燃焼時間を記録します。
4 )燃焼が完了したらサンプルを取り出し,サンプルの損傷長さを測定します。
テスト結果判定:
試験サンプルをこの規格の第6部の方法で試験する場合,それが元のサンプルであっても,水に浸したり熟成させたサンプルであっても,
1 ) 試験サンプルの残燃焼時間は4秒を超えてはならず,平均残燃焼時間は2秒を超えてはなりません。燃焼プロセス中に損傷または滴り落ちた部品は試験キャビネットの底に落ち,燃焼を継続することはできません。
2 ) 損傷長さ 損傷長さ
試験サンプルを本規格の第6章の6.4.5および6.4.6の方法に従って試験する場合,単一の試験サンプルの損傷長さおよび平均損傷長さは,次の表の値を超えることはできません。
Ro11 材質重量(g/m2) | サンプル単位の最大平均損傷長さ -mm | 個々のサンプルの最大損傷長さ 単位 -mm |
340以上 | 115 | 255 |
270-340 | 140 | 255 |
200-270 | 165 | 255 |
135-200 | 190 | 255 |
50-135 | 215 | 255 |
50以下 | 230 | 255 |
さらに,CPAI84 ではサンプルの試験前処理が具体的に規定されています。試験前処理には,浸出と加速劣化の 2 つの部分が含まれます。壁材と屋根材は,加速劣化の前後に試験する必要があることに注意してください。
浸出処理方法は以下の通りです。
1 ) 底材:230mm×230mm(±3mm)緯度経度方向に4枚
2 )壁材・屋根材:70mm×300mm(±3mm)を緯度・経度方向に4枚
3 試験方法:サンプルを恒温循環水洗浄槽に72時間浸漬,水温:15.5〜21℃,PH値:6〜8,水量:生地に対して0.1m2ごと サンプル 2L以上の水を入れてください。循環水がないかどうかテストし,タンク内の水は72時間以内に少なくとも6回交換する必要があります。
促進耐候性処理方法は以下の通りです。
1 ) 底材:230mm×230mm(±3mm)緯度経度方向に4枚
2 )壁材・屋根材:90mm×300mm(±3mm)緯度・経度方向に4枚
3 ) 試験方法:
(a)連邦標準法191の5804法( 炭素アークランプ
(b)AATCC法169( キセノンランプ
(c) ASTM D 4329 (蛍光UVおよび凝縮法)